二等無人航空機操縦士 学科試験とは
二等無人航空機操縦士 学科試験は、全国の試験会場のコンピュータで受ける三肢択一式の試験です。50問を30分で解きます。出題範囲は国土交通省が公開している教則で、この記事では試験の構成と出題範囲を、公的な資料にもとづいて整理します。
試験の構成
| 問題数 | 50問 |
|---|---|
| 試験時間 | 30分 |
| 出題形式 | 三肢択一式 |
| 実施方法 | 全国の試験会場のコンピュータを使うCBT方式 |
| 合格の目安 | 合格の目安は正答率およそ80% |
| 学科試験の有効期間 | 合格後2年間 |
| 準拠する教則 | 無人航空機の飛行の安全に関する教則(第5版) |
| 学科試験の手数料 | 8,800円 このほかに実地試験・身体検査の手数料と、 技能証明書の交付 3,000円がかかります。 実地試験と身体検査の額は国土交通省令で定められます。 |
出典:無人航空機の飛行の安全に関する教則(第5版)(https://www.mlit.go.jp/common/002010809.pdf)および 無人航空機操縦者技能証明に係る学科試験の科目について(https://www.mlit.go.jp/common/001510313.pdf)。 手数料は航空法関係手数料令(平成九年政令第二百八十四号)第13条・第15条(https://laws.e-gov.go.jp/law/409CO0000000284)
出題範囲
出題範囲は、国土交通省が定めた学科試験の科目です。教則の第3章から第6章までが対象で、 4科目・51単元に分かれています。
無人航空機に関する規則
- 航空法全般
- 航空法以外の法令等
- 小型無人機等飛行禁止法
- 電波法
- その他の法令等
- 飛行自粛要請空域
無人航空機のシステム
- 無人航空機の機体の特徴(機体種類別)
- 無人航空機の機体の特徴(飛行方法別)
- 飛行原理と飛行性能
- 無人航空機の飛行原理
- 揚力発生の特徴
- 無人航空機へのペイロード搭載
- 機体の構成
- フライトコントロールシステム
- 無人航空機の主たる構成要素
- 送信機
- 機体の動力源
- 物件投下のために装備される機器
- 機体又はバッテリーの故障及び事故の分析
- 機体以外の要素技術
- 電波
- 磁気方位
- GNSS
- 機体の整備・点検・保管・交換・廃棄
- 電動機における整備・点検・保管・交換・廃棄
- エンジン機における整備・点検
無人航空機の操縦者及び運航体制
- 操縦者の行動規範及び遵守事項
- 操縦者に求められる操縦知識
- 離着陸時の操作
- 手動操縦及び自動操縦
- 緊急時の対応
- 操縦者のパフォーマンス
- 操縦者のパフォーマンスの低下
- アルコール又は薬物に関する規定
- 安全な運航のための意思決定体制(CRM 等の理解)
- CRM (Crew Resource Management)
- 安全な運航のための補助者の必要性、役割及び配置
運航上のリスク管理
- 運航リスクの評価及び最適な運航の計画の立案の基礎
- 安全に配慮した飛行
- 飛行計画
- 経路設定
- 無人航空機の運航におけるハザードとリスク
- 無人航空機の運航リスクの評価
- 気象の基礎知識及び気象情報を基にしたリスク評価及び運航の計画の立案
- 気象の重要性及び情報源
- 気象の影響
- 安全のための気象状況の確認及び飛行の実施の判断
- 機体の種類に応じた運航リスクの評価及び最適な運航の計画の立案
- 飛行機
- 回転翼航空機(ヘリコプター)
- 回転翼航空機(マルチローター)
- 大型機(最大離陸重量25kg 以上)
- 飛行の方法に応じた運航リスクの評価及び最適な運航の計画の立案
- 夜間飛行
- 目視外飛行
リンクのある単元は、無料の問題をまとめて解けます。
技能証明の更新について
技能証明の有効期間は3年です。更新するには、登録更新講習機関が実施する 無人航空機更新講習を更新の申請をする日以前3か月以内に修了したうえで、 有効期間が満了する日の6か月前から1か月前までの間に国土交通大臣へ更新を申請します。 更新の際は、国土交通省令で定める身体適性の基準を満たしていることも求められます。
更新講習は講習であって、学科試験ではありません。当サービスは更新用の模試を提供していませんが、 出題範囲は同じ教則なので、二等・一等の模試がそのまま知識の確認に使えます。
更新の申請にかかる手数料は2,850円です。 このほかに更新講習の受講料が別にかかります(額は登録更新講習機関が定めます)。
出典:国土交通省「無人航空機の飛行の安全に関する教則」3.1.2(5)および航空法第132条の51。 手数料は航空法関係手数料令(平成九年政令第二百八十四号)第13条・第15条。 手続きの詳細は国土交通省および指定試験機関の案内をご確認ください。当サービスは申請の代行・代理を行いません。
よくある質問
- 二等無人航空機操縦士の学科試験は何問で何分ですか。
- 50問を30分で解きます。三肢択一式で、全国の試験会場のコンピュータを使うCBT方式です。
- 合格の目安はどのくらいですか。
- 合格の目安は正答率およそ80%です。実際の合格基準と合否は指定試験機関が定め、判定します。
- 学科試験に合格したあと、その合格はいつまで有効ですか。
- 合格した日から2年間です。この期間内に技能証明の申請まで進む必要があります。
- 受験手数料はいくらですか。
- 学科試験の手数料は8,800円です。このほかに実地試験と身体検査の手数料、技能証明書の交付3,000円がかかります。額は航空法関係手数料令(平成九年政令第二百八十四号)で定められています。
- 出題範囲はどこまでですか。
- 国土交通省の無人航空機の飛行の安全に関する教則(第5版)のうち、学科試験の科目として定められた範囲です。4科目・51単元に分かれています。
- 技能証明の更新にも学科試験がありますか。
- ありません。更新は登録更新講習機関の無人航空機更新講習を修了したうえで国土交通大臣へ申請します。有効期間は3年で、講習は申請をする日以前3か月以内に修了し、申請は有効期間が満了する日の6か月前から1か月前までの間に行います。当サービスは申請の代行・代理を行いません。